シリーズ第二弾は『寄り添う』です。
こちらのブログも開塾当初に書き記したものです。
2018.05
勉強の仕方が分からない。
どうやって覚えるのかが分からない。
そんな漠然とした悩みを持って勉強している子どもはたくさんいると思います。
そう言われた時、
教える側は自身の経験に基づいて、
こうすれば良いよと伝えることでしょう。
さて、それが本当にベストでしょうか。
私は必ずしもそれがベストだとは思いません。
その子が詰まっているところ、
困り感がどこなのか?
そこを追求するところから始めなければ
小手先の学習が進むだけで根本理解には繋がらないと思います。
「勉強」と言われると、
まず真っ先に“受験のため”、“将来のため”、“テスト”のためと言われると思います。
ですが、私はそれだけが全てであるとは思いません。
やはり勉強を通じて将来に活かせる力、
例えば、
自分はこういう風にすれば覚えられるんだ!
こんな特技があったんだ!
次はこうすれば分かるようになるんじゃないか
などと自分のことを理解するための過程であると思います。
目先のテストで良い結果が出れば良いだけではないことを肝に銘じ、
長い目で見て学習を進めることが大切になるでしょう。
塾長 森
振り返り
このブログに関しては、
今の私の感覚とほとんど変わりないですね。
往々にして、
大人が良いと思って伝えていることが、
子どもにとって良いとは限らないものですから。
子ども一人一人に合った学習方法があるはずですし、
それは学習に限らず、
運動にしてもコミュニケーションにしても、
必ず「これでいける!」という方法があるわけないと思います。
“〇〇メソッド”として売り出している勉強法なども、
バチっと合う子もいれば、
全く合わない子もいるわけですし、
まずは、一人一人の思考を見極めてあげることが大切なんですね。
そういう意味でも「待つ力」がとても大切です。
さらに、勉強することの意義も、
「受験のため」だったり、
「発達検査のため」では、
あまりにも味気がなく本末転倒だと思うんですよね。
勉強や療育をしていく中で、
自分にマッチした分野を見つけられて、
それをしている時が、
楽しいかもと思えることや、
何か目標を見つけることができて、
そのためのツールとして勉強をした方が良いかもと、
自発的に思えることが大切ですよね。
「〜させる」感覚が大多数のこれまでの教育では、
それが“普通”とされてきたかもしれませんが、
これからは、また違う教育の形がもっと出てくると思います。
世の中には、色んな選択肢が広がってきました。
大人も子どもも、
もっと柔軟な思考を備えることが、
これからを生きる上で大切だろうなと思います。
塾長 森
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