少しずつ街の風も冷たくなってきたから〜🎵と
ゆずが歌っていた頃とは違い、
一気に冷えた週末でしたが、
みなさま体調崩していないでしょうか。
これがFind生だ!
これまでのブログにも書いてきましたが、
コミュニケーションを苦手とするタイプが多い中で、
とにかく塾内ではよく喋ります。
そんな彼らの姿を見ていると、
潜在能力の高さに驚かされます。
打ち解けるまで時間のかかる子どもも、
次第に自分の気持ちを表現するようになってくれます。
そういった様子を見ているのが大きなやりがいです。
スタートライン
SST(ソーシャルスキルトレーニング)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
いわゆる社会性を身につけるための訓練ですが、
基本的に集団で行なっているようです。
ロールプレイングのようなもので、
それぞれに架空の役割を決めてそれに沿って発言をするという形になります。
これをこなしていくことで、社会性が身につくとされています。
ここにはいささか疑問が残ります。
まず、架空の役割をすんなり自分の身に投影することが難しい(嫌い)な子どもが多いこと。
仮にその設定を受け入れられて、
「その場面」を学習することができても、
実生活で似通った場面が訪れた時に、
自分がその役割でなかったら同じような発言が出てきづらいであろうこと。
(経験に即した行動は身につくが応用が苦手な子どもが多いため)
ということは、自分の色を見つけることが有意義となるわけです。
Findでは、SSTのスタートラインとして
まずは徹底的に自分のことを知ることに注力しています。
第一層:何色が好きなのか、どんな食べ物が好きなのか
第二層:どうして好きなのか?
第三層:他者(特定の一人)は、何が好きか?
第四層:他者(一般的に)は、何が好きか?
第五層:他者はどうしてそれが好きなのか?
第六層:それを受けて、自分はどうする?
なんと自分を知る工程だけでも、
六層にもなっているんですね。
これを分析していきます。
そうすると、他者との関わり時の自分のスタンスが無意識のうちに身についてくるのです。
“学校ってそういうものだから”と僕自身も思って育ってきましたが、
今でもそういうタイプの児童もいます。
そういった子たちには、自分は何がしたいのか?を考えるきっかけになります。
逆に、“俺は俺の道をいく”タイプの子どももいます。
そういった子どもには、他者がどういう思いで動いているかを分析することで、
自分の中にも取り入れた方が良い規範を知ることにも繋がります。
Findには、十人十色な子どもたちが通塾してくれていますが、
それぞれに自分自身を知る課題を提供することで、
結果的に学校生活でも大きな飛躍に繋がっていると自負しています。
衝動的に発言してしまう場面や、相手に言われたことを誇張して捉えてしまうケースもあるので、
そういった面に対しては、語彙力を高めるための国語力向上などは欠かせませんが。
塾長の野望
僕の野望として、
教え子たちがたとえば高校生になったら、
アルバイトとして手助けしてほしいと思っています。
もちろん無理強いはしませんが、
本人が来てやっても良いよと考えてくれるのなら来てほしいです。
教育や療育に興味を示してくれている子どももいて、
当事者ということもありますし、
すでに自己分析できている子どもたちも多く、
良い先生になるだろうなと感じています。
それでは、みなさん暖かくしてお過ごしくださいね。
塾長 森
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