こんにちは。
ブログを更新していない間に、
7月になって!梅雨も明けて!夏休みに突入している!
これは、非常に由々しき事態!!
ということで、というわけでもありませんが、
第三章『待つ力、続き』の執筆に取り掛かろうと思いました。
矢印の向きを
これまでの待つ力シリーズでは、
療育者や支援者、保護者の方が、
子どもの取り組みに対してもう少し待ってあげることで、
本質的な部分に触れることができる可能性を指摘してきました。
今回は、その矢印を自分に向けた内容です。
つまり、療育者や支援者、保護者の側に矢印を向けるということ。
でも、子どもの行動を待ってあげていたわけですし、
これまでの矢印は自分に向いていましたよ!という声が聞こえてきそうです。
確かに、こちら側から働きかけを変える点では、
矢印はこっち向きだったと言えるでしょう。
今回言いたいことはそういうことではなく、
そもそもの状態、
子どもに何かを指示したり、
例えば子どもの宿題を見てあげようとする前の状態から、
自分の方向に矢印を向けましょうという話です。
“さあ、宿題に付き合ってあげよう”などと思った時に、
思考としては「子どものために」にシフトしているかと思います。
ところが、
それと同時に、
”あと何分で洗濯が終わる”、“昼の何時までには家を出たい”などと、
各々の思惑も発生している場合もあるのではないでしょうか。
そして往々にして、
そのような思惑を抱えたまま、
マルチタスクに取り掛かろうとすると、
思い通りに行かなかった場合、
混乱状態に陥りやすいわけです。
それが、子どもに対してキツく当たってしまったり、
それこそ、待つ余裕なんて無くなってしまうというわけです。
どうせなら丁寧な関わりを
上記のような事態に陥らないために何が大事か、
参考書や専門書を読んで、
思考法を学ことなのか、
学校での困り感を読み取って接してあげることなのか。
もちろんそれも大切ですが、
大前提として、
こちらがなるべくフラットな状態で子どもに向き合える状態でいることです。
それには、
これから宿題を見る先に、
タイトなスケジュールを組まない方が良いでしょう。
もうすぐ雨雲が迫ってくるギリギリまで洗濯を干しながら、
宿題を見てあげるのはリスキーの2乗です。
本当になるべくで構わないので、
心の余裕を多く持った状態で、
関わってあげることが大切です。
そうすることで、
子どももそういった空気を感じ取り、
プレッシャーを受けずに取り組むことができるでしょうし、
本来の自分の考えを迷いなく出せるようにもなると思います。
これは、補足ですが、
そんな風にできません、とおっしゃられる方がいらっしゃるのなら、
まずは、ご自身のセルフマネジメントから振り返っていただくことが、
今後のご自身のためにもなるでしょうし、
子育てや教育にも繋がってくると思います。
夏休み中に、一味違いを出したいと思われている方へのささやかなアドバイスとさせていただきます。
塾長 森
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