
塾生たちもどんどん成長している一方で、
学年が上がるにつれ、
周りの多様さも増してくるわけで、
その変化についていけずに、
気づいたら以前の友の様子ではなかったり、
何か嫌なことに巻き込まれてしまったり、
教室内で少人数で授業をして、
塾長森とのやりとりでは満点回答を出せたとしても、
学校現場で判断しなければいけない時には、
理想の対応ができないことなど、
子どもたちから寄せられる様々な悩みに対しては、
学校で「塾長森」的な存在を見つけよう、
というようにしています。
これは、学校の先生に相談することができるようになった次の段階です。
できれば同級生。
他学年でも良いですが、クラスが同じになることはないですからね。
さて、塾長森キャラの特徴としては、
『別に目立ちたいわけではない。
外でサッカーしてる日もあるけど、
図書室にいる時もある。
何か一つのことに没頭しているシーンはあまり見かけない。
色んな子と喋っている場面をよく見る。
掃除とかの時は、楽しようとして仕切ってる』
このような特徴があります。
そんな人物を見つけると、
本音で話しても良い友だちになってもらえる率が上がるかもしれません。
これは常々言っているのですが、
「先生やお母さんお父さんに頼れるのは素敵なことだけど、
人生という長い目で見たときに必ず同年代の頼れる存在は作っておきたいよね」と。
Findでは、
日々の出来事や雑談の時間を重視しているのですが、
友だちとは趣味の会話や遊びのやり取りが主で、
勉強の悩みや自分の心の中のモヤモヤなどを打ち明けたことがないという子どもたちばかりです。
なんでも言うのも問題ですが、
少しの本音を吐露する相手を作ることも大切です。
相手の子に固執しすぎたり、
依存したりという問題も見え隠れするかと思いますが、
それはそうなる前に対応するべきことで、
まずは本音で語れる相手を見つけるのが得策でしょう。
そのような相手がいることで、
家の外で頑張りすぎていたところが少し緩んで疲れにくくなるかもしれませんし、
他の子たちにも自分の違った一面を知ってもらえる機会になるかもしれません。
気づけば2月で新年度も手の届くところまで来ています。
1年を共にしてきたクラスが成熟しつつあるこの時期に、
子どもたちが次の一歩を踏み出せると良いなと思います。
塾長 森
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