
こんにちは。
Findでは、
都道府県の県庁所在地を、
覚えていない子が結構多いです。
都道府県自体に興味を持てと言われても、
大人になって自分で旅行の計画を立てているうちに、
どんどん地理に興味が出てくる方がほとんどだと思います。
では、どうやって習得していくか。
時代の流行歌で都道府県を覚えるのが一つの手ですが、
どういうわけか、
令和版の都道府県の流行歌では、
佐渡島フィーチャーが激しいらしく、
新潟方面の知識ばかりが蓄えられるようです。
では、どうすれば良いか?
オススメは天気予報です。
このブログの読者様ならご存知かと思いますが、
僕は、天気予報をよく見るタイプの人間です。
これは今に始まった事でなく、
小学生の頃からそうでした。
それは、
運動会の予定もそうですし、
外で遊びたいのに雨が降る、
はたまたその逆で、
部活をサボりたいから雨が降ってくれ、
と願っていたりしたからです。
また、家族で何気なくつけていたテレビで天気予報が流れる時間があったりして、
自然と見る習慣がついていました。
Find生たちに聞くと、
“天気予報を見た覚えもない”という回答が非常に多いです。
本当に見ていない人もいるでしょうが、
何人かは、
保護者さんが見ているのに、
興味関心がないために、
同じ方向を見ていたとしても記憶に定着していないのでしょう。
「共同注意」という、
誰かと一つのことを共有する練習にもなるので、
是非とも、ご家庭で天気予報を積極的に見ていただき、
何か豆知識なんかも披露してあげられると、
地理も学べて、
天気図も学べて、
一石二鳥どころか、
三鳥ぐらいGETできたりするので、
実践していただけたらなと思います。
シミュレーション仮説
さて、
本題ですが、
皆さんは、『シミュレーション仮説』という言葉をご存知でしょうか。
哲学者のニック・ボストロムさんが提唱した仮説で、
この世界は実は、
他の高度な文明によって作られたバーチャル世界の中なのではないかという仮説です。
今で言うと、
メタバースの中の住人のような状態にあるのでは?という話です。
たしかに、その可能性もあるのですが、
何よりその発想は今を生きやすくしてくれるものにもなるはずです。
特に、
ゲームの世界には、
僕たち大人よりも詳しい子どもたちにとっては、
より解像度が高く腑に落ちる例えとして使えます。
具体的には、
学校をゲームのフィールド、
学校で用いる筆記用具などをアイテム、
そのアイテムにも制限があること、
などとして細分化していくと、
ほとんどゲームの設定と同じ仕組みなのです。
学校で勉強がうまくできない子は、
鉛筆というアイテムが、
自分というキャラには合っていないのかもしれない。
という風に考えていくと、
大枠で“自分が悪い”なんていうネガティヴすぎる思考にならなくても良いわけです。
もう少し詳しく考えると、
家というフィールドで、
勉強をする気にならない場合は、
鉛筆というアイテムが影響しているだけでなく、
そもそも家では、
アイテムが無限状態で、
どんな組み合わせでも使用可能なことにより、
勉強・鉛筆の出番がなくなってしまっていることが、
要因となっているわけです。
そうやって、
フィールドごとにアイテムや条件が違うと考えれば、
攻略性が出てきて、
楽しみながら過ごすことができるのではないでしょうか。
自分が今どんなフィールドにいて、
そこではどんな条件があって、
どんなアイテムを駆使できるのか?を考えると良いでしょう。
塾長 森
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