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推理力

推理力

こんばんは。

節分ということで、

Findでも豆まきを実施したのですが、

その時、子どもに「え?塾やのにそんなことするの?」と言われました(笑)

この子、他の塾に通った経験はないはずなのですが、

見事なツッコミでした。

どこかで一般的な塾像を形成してきているんでしょうね。

まるでPTAのようなツッコミに、

「はい。それじゃあ今日は“塾”のように勉強漬けで頑張るぞ!」

と言ったら、「いや、それはいい。。」と言われてそこもさすがの対応力。

まぁ僕が小中で通った塾もしていたので、

個人経営のアットホームなところだと実施しているかと思います!

と、どうでも良いエピソードから入ったと見せかけて、

これが今日のテーマに結びつくんですね。

この子の何気ない

「え?塾やのにそんなことするの?」という一言。

ここを分析することで見えてくることがあります。

それが以下の、

①塾でそんなことするんだと純粋な驚き
②そういう子どもっぽいことはせず勉強をしたい気持ち
③そんなことより好きな遊びをしたい気持ち
④お母さんと勉強頑張ると約束したのに、遊びがスケジュールに入っていて後ろめたい気持ち
⑤表向きは否定的なコメントをしつつ楽しみな気持ち

僕は瞬時にこの5択を思い浮かべてその後の会話に集中しました。

その後のやり取りで

①が40%
②が3%
③5%
④12%
⑤40%

ぐらいの比率で分布しているかなと判断。

先に言っておきますが、

心理士の資格を持っているわけではありませんので悪しからず。

全て特性を持った子どもたちとのやり取りで身につけた

経験則による自分独自の肌感覚です。

結果的にこの子は楽しんでいましたが、

お母さんが来ると同時にそのことから告げていたので、

まずまず予想は当たっていたのかなと。

この一連の出来事からこの子が、

「好きなことであっても逆のリアクションをとる可能性があり、心には母の影がちらつくタイプ」

であることが判別できます。

以前ブログで療育者には

「探偵と交渉人の能力が必要」

と書きましたが、

それの実例になるかなと思います。

どうしてもボキャブラリーが少なかったり、

表出が苦手だったりでうまく想いを伝えられなかったりする子どもがいます。

そんな時に、

よく話を聞いてあげて、

よく目を見てあげて、

何を言わんとしているのかを汲み取ってあげることは非常に大切です。

その時は是非、

大人視点の考え方でなく、

その子の身になって、

一体何を考えているか、

少なくとも3パターンほど思い浮かべてください。

そうすることで精度が上がります。

なかなか難しいとは思いますが、

これがうまくできるようになると、

信頼関係が急速に上がりますし、

子どもが胸の内をさらけ出してくれるようになります。

今週半ばから急激に寒くなるようなので、

お身体にお気をつけください。

塾長 森

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