今回の記事は、
こちらの『期待』のアフタートークとなりますので
まだご覧になられていない方は
そちらを先にご確認ください。
福祉?教育?
前回の『期待』は
ご家庭に焦点を合わせた記事です。
今回は、福祉や教育を生業とされている方向けへの
完全なる私見です。
私は、『期待』において子どもたちに期待をしすぎて
負荷をかけすぎる結果を危惧していました。
「それなのに塾?」
「子どもが休まる場所も必要じゃ?」
なんて浮かんだ方もいらっしゃったのではないでしょうか。
そこに関しては、『期待』の中でも補足しているように
「じゃあもうやめとく?」と本当に提案しますし
明らかに疲れている時は勉強や苦手課題などはしません。
「それじゃ塾として機能しているの?」
「それって結局負荷かかるんじゃ?」
まず、『塾』に変わる適切な言葉があれば教えて欲しいです。
その枠からは完全に外れた教育施設となっていると思います。
負荷がかかってしまうことを考慮して
通塾前の面談では
「ここでは無理をさせてまで教えることはありません」と
保護者の皆様に念を押しています。
それでもよろしければお越しくださいと。
そうじゃなければ学力向上を狙って通塾してみて
実はなにもしない日があったなんて聞いてはひっくり返ってしまうと思います。
無論、本当に何もしない日が続くようなら休塾を進めます。
子どもたちが
無理をしなくても良い、
理解してくれる大人がいる、
その上で、
自分のことをより深く知る時間
となることこそ当塾の最大の存在意義だと思います。
対象となる塾生は
主に放課後等デイサービスをご利用されている方であります。
運営する上で、
自分は一体何者なのか?何を目指しているのか?をしょっちゅう自問自答します。
自分がやりたいこと(客観的にみてやっていること)
①子どもの味方でいる
②子どもに向き合う
③子どもの楽しみに触れる
④子どもの得意(不得意)を分析する
⑤子どもの視野を広げる
ニュアンス的に近いことばかりですが、
それぞれ段階があり
決して同じことはありません。
子どもたちに受け入れてもらい
何が楽しいかそれをより深く楽しむために
この子はどういうことが得意かまたは苦手か
大きく伸ばせる部分や苦手分野で
それこそ負担にしかならないだろう部分をしっかり見分けてあげて
学校生活や日常でどんな配慮が必要かを判断助言した上で
その子がどういったビジョンを持って社会活動に向かっていくのか
そこまで考えてあげるのが役目というか
どうせこの大切な時期を見させていただいているのだから
分かち合いたいと思うわけです。
いわゆる『塾』なら良い高校に進学することに主眼を置くでしょうし
『放課後等デイサービス』なら支援をすることに意義を見出すでしょう。
このどちらの組織にも大切だと思うのが、
自分で判断・行動する力を育成することでしょう。
『塾』なら親に言われて仕方なく入塾し嫌々勉強するようでは身も入らないでしょうし
『放課後等デイサービス』でなんでも先生が支援しすぎると自立活動ができなくなります。
Findではこのどちらにも共通する自分力とでもいう力
文科省の提言を字義上使用させていただきますが
「生きる力」を身につけてもらいたく思っています。
(文科省の掲げる「生きる力」と同義とは限りません)
比喩
ちょっとまた話がまとまらないので
最後に本日心に刻んだ名言を
「過ぎゆく一切は比喩に過ぎない」
オスワルト・シュペングラーという歴史家の名言です。
ちょっと何言ってるか分からないぐらいですが、
なんとなく理解できると言えばできるかな?て感じです。
少しでも多く自分の意思で楽しめたな
そう思える瞬間が多い人生を歩んでほしいと思っています。
最後に、
発達障害児は感情の表現が分かりにくいとされています。
そんなことは百も承知です。
だから支援をしてあげる。
そんなことも百も承知です。
だけど、ただ支援をするだけじゃなく
+αのあれこれを見出す努力をしたって良いじゃないですか。
そんな場所があなたの塾Findであり
僕の言いたい長期的期待です。
塾長 森
LEAVE A REPLY