みなさんこんにちは。
放課後等デイサービス事業立ち上げ失敗からはや2年。
あれから英気を養い、
昨年は今までにない取り組みを意識的に取り入れ完走したからこそなのかもしれませんが、
今年は出だしから新しい仕事に奔走しております。
そんな中でこんな歌詞を頂戴したブログを書く気になったのは、
やはり皆様に伝えたいことがあるからです。
期待と限界
ぼくは、このブログで過去にも「期待」について何度か触れてきました。
期待というのは持ちすぎると足枷になるかもしれないので、
保護者さんが子どもに期待をしすぎると逆にイライラしてしまうかもしれないからといった内容のものでした。
そこに関しては今でも同じように感じています。
だからと言って、
全く期待するな
とは言っておりません。
それはネグレクトに当てはまるかもしれません。
それに、ほぼほぼ子どもが無気力になります。
今一度この認識を再確認した方が良いかもと感じ今日のブログに至りました。
例えば、1月中に新しい漢字を全て覚えることができると期待していたのに、
期待していた1/3程度しか身に付かなかったとしましょう。
これを受けて、
・なんでこれだけしか覚えることができないの
・調べた通り覚えやすい方法を試したのに
・もっと時間を確保しなきゃ
などなど焦りの気持ちが芽生えたり、
前述した通り、期待通りの結果ではないことからイライラするかもしれません。
それを受けて、
子どもに向かって「○○は漢字が苦手だから違う道でいこう」など発言してしまうかもしれません。
そんなことは言わないでください。
今はその場しのぎで目標を変更できるかもしれませんが、
子どもの選択肢の上位に「諦め」が植え付けられてしまいます。
あとできない理由を探すようになってしまいかねません。
確かに漢字を覚えるスピードは、
こちらの想定しているよりも遅いかもしれません。
だからと言って決して覚えられない訳ではありません。
スピードに限界はあるかもしれませんが、
記憶としてはまだ限界を迎えていません。
ベンツと軽トラが同じスピードでは走れませんが、
同じ目的地に行くことはできるのと同じようにです。
それを諦めてしまうと、
仮にせっかくたくさん記憶する力はあっても、
スピードがないからとその魅力に気づけないのです。
「漢字を期限内に覚える」
なんてのはその子のほんのわずかなスキルであって、
その他多数のスキルにまで悪影響を植え付けてしまいます。
もし、英語はなんとなく覚えられるかもと思っていても、
「あーでも僕は記憶力ないからいずれ無理になるだろうな」と
思い込んでしまうようになります。
部分部分で限界を見つけてしまうことが辛いのは、わかります。
それから目を背けたくなったりしてしまうぐらいだったら、
そこまで高みの目標設定をせず、
ゆるりとした関わりに徹していただき、
本格的な指導は学校や僕ら関係機関がするので任せてくださいというのが、
あなたの塾Findとしての意見です。
今はいろんな意見にすぐ触れることができるし
うまくいっている人ほど情報を発信するので、
それが全てと感じ焦ってしまう気持ちも分かります。
どこかで一花咲かせようという思考になるのも分かります。
ただ、子どものパーソナルな部分に傷がつくような声かけをしないように細心の注意を払っていただきたいです。
子どもとふざけて遊び合うのは大賛成です。
そうではないやりとりで抉るような一言は今後もずっとその子の心に焼き付いています。
子どもたちには、
のびのび羽ばたいてくれるようになってほしい塾長からの切なる願いでした。
ほらできるじゃん なんかできるじゃん
本当は見えない翼 きみも持っているでしょ
似合っているジャン キレッキレだJUMP
鎖がついたみたいなシューズぬぎすてJUMP!
不思議だね なんだってできそうな気がする
(ももいろクローバーZ『JUMP !!!!!』より)
塾長 森
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