日記

自分の好きな道で進むということ

自分の好きな道で進むということ

こんばんは。

2月は1日からブログを更新できそうです。

今日は、久しぶりに通塾してくれた生徒と談笑していた流れで、

自分の好きなことをして進むか、

安定を求めて進むか悩んでいる旨の相談を受けました。

究極の二択で、

ここ数年子どものなりたい職業ランキングに、

Youtuberと公務員が上位に位置していることから、

どの子も悩む課題であることが窺えますよね。

以前、インスタライブで話した記憶があるのですが、

教室で馴染めない・勉強が苦手で学校が億劫、

だからと言って必ずしも自分の好きな道に進むことがその子にとってベストであるとは思わない旨の話をしました。

客観的に評価するなら、

確かに別路線に目をむけることが最善に思えるかもしれませんが、

その子が人との関わりを諦めておらず、

できれば目立たずにみんなと同じような路線に進みたい
(その方が精神的にも楽)

のように感じているのならば、

会社に入る道を模索する方が良いでしょう。

かたや自分の意志を曲げることがとにかく嫌で、

自分の信念があるのならば、

自分を信じて好きな道に進めるかもしれません。

もちろん周囲の保護者や先生をも納得させてしまうぐらいの熱量があるかどうかも大切になるでしょうが。

凸凹

得意不得意がはっきりしているからといって、

君は自分の好きなことで生ていけるように目指せば良いよ!と無責任なことは僕には言えません。

それが完全に向いているかどうかを判断した上でも、

100%の勢いで後押しをすることはしないでしょう。

それにはさまざまな援助やリスクがつきものです。

そして何より、

自分が個人事業主として仕事をしている身として、

身にしみて感じるものも多くあるからです。

この場合の自分の好きな道を、

アーティストや漫才師や漁師などに置き換えていくと、

当てずっぽうで成功する道とは言えません。

昨今はオタク文化に拍車がかかりいろんな副業などで稼ぐ人もいますが、

それも本当に一握りですし、

仮に売れたとしてもその後の言われないコメントなどもつきものです。

売れるまでも、そして売れてからも色んな目に晒されることになるわけです。

代表的な“自分の好きな道”を挙げましたが、

個人事業主で生きていくとはそういうことなのです。

それを今まさに体験している身として、

無責任に後押しすることは難しいです。

その際に僕が注視していることが、

「自分の好きな道では、粘りを見せられる胆力」です。

少しうまくいかなくなると嫌になってしまう勉強や工作とは違う粘りを見せているかどうかです。

自分に向き合い続けなければ高みにいけるとは到底思えない分野において、

何も責任のない状態で放り出してしまうようでは、

社会の中で好きなことをして生きていけるわけがないと思うからです。

もちろん色んな要因が重なって、

トライアンドエラーをし続けても大丈夫な環境にいるのなら、

好きなことをあれこれ取っ替え引っ替えしても良いでしょうが、

なかなかそうもいかないと推測できるからです。

やはり、社会に出るときの“自分の好きな道”は、

渾身の一筋であるべきだと思うわけです。

そのためには、社会に出るまでに、

そのジャンルにおいては諦めない心を養い、

それに向き合い続けられる胆力を身につけて欲しいのです。

僕もすでに6年ほど個人事業主をしていますが、

元々そういう性質であった上にさらに胆力がついたように思います。

僕の知り合いで社長や自営をし続けている方はもれなくメンタルが強いです。

好きなことを必ずしも仕事にすることが最大の幸福ではない。

かといって同じような日々にも飽き飽きしてしまう。

誰しも一度は考えたことがあるようなそんな悩みですが、

深掘りしていくと本当の自分が見つかる良いきっかけになるかもしれませんよね。

塾長 森

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