
先日からイチローさんの話題が多めのブログとなっていますが、
日米で殿堂入りをされた際のインタビューで、
次世代への金言として、
メンタルを鍛えたいなら、厳しい道を選ぶ他ないんじゃないですかね。
と話されていました。
精神論や根性論が淘汰され始めている現代ですが、
イチローさんのこの発言には、
少なくともその感覚を持ち合わせておく必要があるように読み取れますよね。
打たれ強い、逆境に強いというのは、
先天的な部分でそういう人もいると思いますし、
後天的な要因が重なって育つこともあると思います。
どんな子にも少しはその感覚を知っていてもらえたらと僕も思います。
昭和っぽい精神論とは違って、
例えば、水分補給を我慢しないと優勝できないとか、
そういった次元の話ではないので、
現代版の精神論について再考する必要もあるでしょう。
かく言う私も、
これもタイムリーなのですが、
とある音楽療法の先生と喋っていて、
なんで私たち(その先生と僕)ってこうなんでも諦めずにやり続けるんだろう?という話になりました。
一つの仮説として、責任感を持つことに対しての抵抗が少ない、
それから、そもそも学生時代から楽な道と苦しい道があった時に、
苦しい方を好んで選ぶ性質だったことが共通していました。
そんな話をしていた矢先に、
イチローさんのこの発言を聞いて、
なかなかチャレンジを恐れてしまって踏み出す勇気が出にくい子たちでも、
まずは得意なジャンルからチャレンジする精神を持って欲しいなと思いました。
“自分はできない、それが苦手だ、そんな自分だとみんな理解してください”
このスタンスも基盤として必要ですが、
その理解を求める中にも、
チャレンジはどんどんしていきますという姿勢ではいたい、
その子が持っているポテンシャルをまだまだ引き出せるはずなのに、
閉じ込めたままにしてしまう可能性もあるのではないか?とこの仕事についてからずっと考えていることです。
その日その日の状態によって、
挑戦させてしまうことで傷つけてしまう日もあるでしょう。
だからと言って1年間毎日継続してそんな状態ということは、ほぼないでしょう。
だったら、挑戦できそうな時にはどんどんしていくべきです。
Findに来てくださる日程の中でもそのような変化が見られるのですから、
ご家庭においてはもっと細かく変化があると思います。
ダメだったこと、苦手な特性ばかりをフィーチャーして前面に掲げるのではなく、
そんな中でも、ここなら挑戦できるだろうというところを見つけたのなら、
そこは妥協せずに熱い想いを持って接してあげることで、
Findの三大柱である最後の忍耐力に繋がっていくと思います。
是非ともそのような感覚をもって見守ってあげてもらえたらなと思います。
塾長 森
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