韓信をご存知でしょうか？

と言っても、私もそれほど詳しいわけではありませんが、

漢王の劉邦に仕えた大将軍で、

『国士無双』と称された人物です。

 

 

忘れもしない高校２年の世界史Bの授業でのこと。

当時の先生はとてもユーモアに溢れていて、

大好きな授業の一つでした。

そんな授業のある日、中国史について習っていると

韓信が出てきました。

 

 

すると、その先生がいきなり

「韓信は野望があっていつも何か企んでるような人やったんよ。そやな〜このクラスでいうと森くんみたいな人やな」と名指しで解説してくれたのです。

この時は、まさか自分に降られると思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりした共に、とても嬉しかったことを覚えています。

しかし、今になってもあの先生は私のどこをどう評価してそんな風に言ったのか皆目見当がつきません。

クラスには早慶や難関国立に合格するような子が多数いました。

私はというとクラスでの成績は特筆して良いこともなかったし、

世界史も意欲はあるが決して高得点を取っているわけではありませんでした。

部活も入っていないし、もちろんその先生との関わりも週に２、３回の授業のみでした。

ひょっとすると、世界史に興味があるはずなのにテストがイマイチな私のやる気スイッチを押すための一言だったのかもしれません。

今となっては真相は分かりませんが、

同窓会などで会う機会があれば聞いて見たいところです。

それ以来、自分は韓信だと思い込ませて壁に正面から当たれるので、

先生には感謝しています。

 

 

塾長　森