今の立場になって
多くの子どもたちが学校に行きたくないという事実を目の当たりにしています。
ゆとり教育から脱却し、
宿題量も増えているようですし、
大変なことが多いのかなと思われます。
かくいう自分はどうだったか。
最近振り返ることが多いのですが、
学校に行くのを楽しいと思ったことが基本的にありませんでした。
例外的にクラスマッチやマラソン大会など
自分が得意としている運動系のイベントは
朝から鼻歌を歌って登校していたのを覚えています。
学校に行ってもいつもの授業を受けて
限られた時間しか与えられない休み時間にうんざりしていました。
図工や理科の実験も
なんでわざわざわかりきったことを
僕がやらなければいけないのか
めんどくさくてめんどくさくて。
特に家庭の裁縫は玉止めからできずに、
ずっと愚痴をこぼしてたら、
隣の席の女子から説教されたこともありました。
何がそんなに嫌だったのかなと深く考えると
とにかく決められたことをしなければいけないのが嫌だったんです。
どうしても校則がついてまわりますし、
心の底からハッチャケられない状況で
どうして楽しめようかという心境でした。
根は真面目で慎重なので、
先生に怒られるのを避けようという心理の表れだったのでしょうね。
それなのに、
周りの友達は怒られるギリギリをついて
(怒られる側に偏っている)
遊ぶのでそれに付き合っていましたが、
決して楽しくはなかったですね。
それなのにどうして教師を目指したか問われるかもしれませんが、
勉強好きでなろうと思ったわけではなく、
いじめ問題に触発されて思い立ったことなので、
動機としては少し違った視点なのかもしれません。
とまあそんなこんなで、
学校が嫌いだという子どもたちの話はよく分かります。
だからって共感するだけではいけないと思いますので、
もっといろんな見識を深めたいと思います。
塾長 森
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