
こんにちは。
こんなに良い天気が続くと見晴らしの良い場所で、
クラシックを聴きながら体を労りたくなりますよね。
先日、
僕の友人からの手紙をインスタにアップしました。
その手紙は来塾時にどなたでも読んでいただけるように掲示板に掲示しているのですが、
なかなか言い回しが難しい文章で、
労わる(いたわる)という漢字を読める子がおらず、
プチ漢字テストみたいになってしまいました。
友人の激動の学生時代を赤裸々に綴ってくれていますので、
気になる方はいつでもお読みください。
できそうもないことは言わない!
今回は、
どの子でもそうですが、
特にFind生たちにとって欠かせない
「自己肯定感」
自分のことを好きでいないとなかなか苦しいですよね。
かく言う塾長森ですが、
幼少期学生期、
自分のことを好きだったかというとあまり好きではなかったです。
当時、自己肯定感という言葉なんて聞いたことがなかったですし、
ただ漠然と自分ってなんなんだろ〜と考えながら過ごしていました。
少し話がそれますが、
なぜ好きでなかったかを覚えている限りで考察しますと、
(多少の脚色はあるかもですが)
周りの子たちは、
感情をしっかり出し、
喜んだり泣いたり気持ち良い反応をするのに比べて、
塾長森は感情的になる場面がほとんどなかったこと。
例えば、サッカーを習っていて、
ゴールを決めたらみんな大喜びするものですが、
点を取ってもすぐに自陣へ戻ってしまうので、
家族に「もっと喜べ!」と謎の檄を飛ばされていました。
考え出したら、
当時の自分のマインドがとめどなく溢れ出しそうになったので、
今日はその時ではないので一旦締め切らせていただきます。
とまあ、
そんな自分に自信のなかった少年が、
なぜ今、
自営業で生活することになったのか。
その一つの要素に
「有言実行」があります。
しかし、
有言実行してやるぞ!と意気込んでいたわけではなく、
気づいたら有言実行していたという感覚の方が近いです。
以下、Findでよく聞くやりとりです。
“保護者「提出物まだ終わってないのにいつやるの?」
生徒「明日帰ってきたらやる」
翌週保護者「あれ結局学校も休んで、しなかったんですよ」”
提出物は間に合わないし保護者に怒られるだけでなく、自己肯定感も下がるのが超マイナスポイント。
それなら、
生徒「今回はもう気力がないから、少し遅れて出すと先生に言ってくる」の方が、
トータルプラスです。
そう、有言実行は、
絶対できないことは口に出してはいけないのです
有言実行癖をつけるには、
自分で自分の尺度を間違えないこと。
達成できそうなことから口に出すことが重要です。
根気が強く、負けん気が強いタイプなら、
自分が口に出したことはやり遂げないと気が済まないと無茶をしてでも成し遂げるでしょうが、
その有言実行は破滅的で、
自己肯定感を高めるための活動とは言えないですよね。
嫌なことは嫌、興味あることのみ!
見出しのようなタイプの子がFindには多く、
かねてからFind三大柱の③忍耐力を鍛えるには、
まずは自分の得意なこと・興味のあることから譲れない気持ちを芽生えさせた方が良いという話をしてきていますが、
この有言実行論にも繋がってきます。
心理学的には、
忍耐力には「抑制、実行」といった面が含まれていると考えられており、
自分の感情をコントロールする力が大いに必要であると考えられています。
嫌なことは嫌!と言えること自体良いことで、
有言実行しやすい条件を自分で作り上げているわけです。
そもそも実行する気になる対象が、
自分にとって得意なことであるのだから、
成功確率は高めになっているはずです。
保護者のいうことに従っているだけであれば、
自分のやりたくないことも実行してしまうので、
不得意かつやる気自体は上がらず、
できないことを無理やりやろうとして失敗確率は高いですよね。
そうではなく、
そもそもやろうと思た時点で、
その子にとっては得意であるし、
さらに言うなれば、
Find生たちが自ら「やる」と決意したことって、
その子の中では成功するイメージが湧いている事が多いと思います。
これは、
長年たくさんの子たちを見て来ての感覚的な考察ですが、
石橋を叩いて渡りたい、
不安感が強い子たちが、
自ら意欲を出した時は大ジャンプの兆しです。
逆にいうと、
その兆候を周りの大人は見落としてはいけないわけです。
きっちり拾ってあげて、
実行させてあげることが何より大切です。
そうして、
成功体験を積めていけると、
自信が湧いて来ますし、
興味が薄かったジャンルでも挑戦してみようと思えるわけです。
なんでもかんでも「やる!」「できる!」と言ってしまっているのは、
意欲的な面もある一方で、
言葉への責任が取れない、自分のことを客観的に見れないなどの側面もあります。
そういったことを意識しながら、
子どもたちが、
「有言実行」して成長していく姿を思い浮かべるのも良いかもしれませんね。
塾長 森
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